
1位はやっぱり大島なのか!?(c)AKS
5月23日に発売されるAKB48の26thシングル「真夏のSounds good!」(キングレコード)の次のシングル参加メンバーをファンからの投票によって決定する「AKB48 27thシングル選抜総選挙」。今回はAKB48関連グループのメンバーから237人が参加し、上位64位までを、6月6日に日本武道館で発表する。そこで、第2回総選挙で大島優子1位予想を的中させ、昨年も前田敦子1位を当て、『泣けるAKB48』(サイゾー)『AKB48神公演クロニクル』(メディアックス)著者で“AKB48評論家”を名乗る本城零次氏が1〜64位までを2回に分けて予想する。
予想1位:
大島優子(チームK:09年2位、10年1位、11年2位)
予想2位:
柏木由紀(チームB:09年9位、10年8位、11年3位)
予想3位:
高橋みなみ(チームA:09年5位、10年6位、11年7位)
予想4位:
松井玲奈(SKE48チームS:09年29位、10年11位、11年10位)
予想5位:
渡辺麻友(チームB:09年4位、10年5位、11年5位)
予想6位:
篠田麻里子(チームA:09年3位、10年3位、11年4位)
予想7位:
指原莉乃(チームA:09年27位、10年19位、11年9位)
予想8位:
板野友美(チームK:09年7位、10年4位、11年8位)
予想9位:
小嶋陽菜(チームA:09年6位、10年7位、11年6位)
予想10位:
松井珠理奈(SKE48チームS:09年19位、10年10位、11年位)※
予想11位:
横山由依(チームK:09年未加入、10年圏外、11年19位)
予想12位:
宮澤佐江(チームK:09年14位、10年9位、11年11位)
予想13位:
山本彩(NMB48チームN:09年未加入、10年未加入、11年28位)
予想14位:
高柳明音(SKE48チームKII:09年圏外、10年35位、11年23位)
予想15位:
高城亜樹(チームA:09年23位、10年13位、11年12位)
予想16位:
須田亜香里(SKE48チームS:09年未加入、10年圏外、11年36位)
予想17位:
渡辺美優紀(NMB48チームN:09年未加入、10年未加入、11年圏外)※
予想18位:
北原里英(チームB:09年13位、10年16位、11年13位)
予想19位:
峯岸みなみ(チームK:09年16位、10年14位、11年15位)
予想20位:
梅田彩佳(チームK:09年圏外、10年32位、11年22位)
予想21位:
河西智美(チームB:09年10位、10年12位、11年16位)
予想22位:
倉持明日香(チームA:09年21位、10年23位、11年21位)
予想23位:
増田有華(チームB:09年25位、10年25位、11年20位)
予想24位:
秦佐和子(SKE48チームKII:09年未加入、10年圏外、11年33位)
予想25位:
秋元才加(チームK:09年12位、10年17位、11年17位)
予想26位:
佐藤亜美菜(チームB:09年8位、10年18位、11年18位)
予想27位:
大矢真那(SKE48チームS:09年圏外、10年24位、11年30位)
予想28位:
島崎遥香(チーム4:09年未加入、10年28位、11年圏外)
予想29位:
藤江れいな(チームK:09年圏外、10年33位、11年40位)
予想30位:
大家志津香(チームA:09年圏外、10年圏外、11年29位)
予想31位:
山内鈴蘭(チーム4:09年未加入、10年圏外、11年36位)
予想32位:
矢神久美(SKE48チームS:09年圏外、10年38位、11年圏外)
※松井珠理奈はAKB48チームK兼任、渡辺美優紀はAKB48チームB兼任
――今回の総選挙のポイントは?
本城 エースの重圧に耐えながら、前田敦子という「Flower」は、大輪の花をつけたが、自ら女優という名の綿毛を飛ばし、新天地へ向かう準備に入った。彼女が咲き誇っていた総選挙1位という花壇に次は誰が鎮座するのかが最大の焦点。次世代エースが注目される中、今回は64位まで発表されることになり、選抜(1〜16位)、アンダーガールズ(17〜32位)、ネクストガールズ(33位〜48位)、フューチャーガールズ(49位〜64位)が選ばれる。1位、17位、33位、49位はそれぞれの曲でセンターを務めることになり、例えば、32位になるよりは33位の方が目立てる可能性が高く、その“順位調整”も重要視される。その中で、世代間闘争をモチーフにした「真夏のSounds good!」のMVが指し示すように、次世代エース候補も見えてくるはず。
――1位は大島優子ですか?
本城 1位は「AKB48の看板」大島優子。ドラマ出演も相次ぎ、ダンスの表現力も随一なのは、もはや説明不要。彼女の凄さは、「責務をまっとうし、それ以上のことをする」点。例えば、『ほこ×たて』(フジテレビ系)では、当初はゲストだったものの、コメントのセンスを買われて番組レギュラーに昇格。スタッフの求めているものを察知して、それ以上に返すことで、自分の居場所を切り開いたわけです。その姿勢はファンに対しても同様。ブログに加え、Google+もメンバーは更新している中、大島は、いまだにモバメ(モバイルメール=毎月315円で1名登録可能なメール配信サービス)をコンスタントにファンに送り続けている。
――具体的に言うと、どういうことですか?
本城 モバメを送る数はメンバーの自主性に委ねられていて、例えば、藤江れいなのように1日10通送るメンバーもいれば月に0通のメンバーもいる。大島はブログより先にコンサートの感想を送ったり、13期生で同姓の大島涼花とのツーショットも送るなど、より濃い情報をモバメでファンに提供。同姓で、公演で優子のアンダーを担当する、すなわち、優子の座を“継承”する候補の一人である涼花と優子の関係はファンならいち早く知りたいわけで、そのニーズを察知しているわけです。ブログ、Google+も大切にしながら、ファンが対価を支払うモバメを大切にしている点に、昨年の総選挙で彼女が語った「票数というのは皆さんの愛です」に共通するファンへの感謝と愛を感じる。
その姿勢をもう一つ象徴しているのが、優子のコンサート前後の影アナウンス。ただ書かれてある注意事項だけを読むだけでなく、彼女はそれを自分の言葉にして伝える。特に、昨年、仙台でのコンサートの際の終演後の影アナで語った「笑顔のギブアンドテイクで、明るい日本を一緒に作りましょう!」というメッセージは印象的。この言葉の通り、ファンとのギブアンドテイク、エールの交換を大切にしている彼女の一挙手一投足から、AKB48グループのメンバーは学ぶべき点が多いと思います。
――人気メンバーでありながら、ファンへの感謝と誠実さを大切にしているわけですね。2位予想は柏木由紀ですか?
本城 この1年の柏木由紀は、優子にいかに追いつくかがテーマだったと思います。「AKB48紅白対抗歌合戦」で柏木が担当したのはNot yet「ペラペラペラオ」の優子のポジション、さいたまスーパーアリーナでのコンサートでシャッフルとして踊ったのは、「エンドロール」の優子のポジ。すなわち、これは「優子の表現力を超えろ」というメッセージだったはず。そもそも柏木はチームBとして活動前に、映画撮影のためにコンサートを休演した優子のポジを任され、そこから2人の縁は始まっています。優子も柏木のことは気に掛けており、レッスン中に、痛んだスニーカーをはいていた柏木に優子が新しい靴をプレゼントしたこともあります。
この1年は柏木はチームBのキャプテン、ドラム演奏、写真集のヒットもありながら、歌手としても成長。フレンチ・キスのカップリング曲のソロバラードには定評があり、5年後に彼女は「失恋ソングの女王」と呼ばれる日が来るのではないかと思っています。AKB48は“前田・大島”の二大巨頭体制から“大島・柏木”体制に移行するはずです。
――3位は高橋みなみですか。これは前田敦子の票が流れると読んでのことですか?
本城 それもあるでしょうね。AKB48全体のリーダーという重責を任され、さまざまな苦悩を抱えながら、今年の生誕祭で語った高橋みなみの「みんながいたから逃げられなかった」というメッセージは、AKB48グループならではのメンバー同士の強固な絆を感じました。ストイックで、でも仲間のためには喜んで体を張って笑いに走る彼女の愚直な生き方に共感しない人はいないでしょう。彼女がメンバーを叱っても、そこに愛を感じるからメンバーも圧倒的に支持している。昨年語った「努力は必ず報われると、私はこの人生をもって証明します!!」。「努力は必ず報われる」だけがが強調されて使われがちですが、彼女は、自らの生き方をもってこの真意を証明し、この言葉に説得力を持たせてくれるはずです。
――指原莉乃が神7入りですか?
本城 神7、神8と定義が曖昧になってきたので、前田敦子卒業を踏まえて、新たに提唱したいのが「G8」という概念。主要国首脳会議・G8(ジーエイト)にちなんだもので、GはGod(神)、Glory(栄光)、General election(総選挙)、Gainer(勝利者/勝ち馬)であり、偶然にもGoogle+もあり、メンバーに配られている携帯はGalaxy Nexusで、「GIVE ME FIVE!」と「真夏のSounds good!」といずれも印象的に“G”が付きます。今回からはこの「G8」入りを競うというのを提案したいです。流行しなかったら、ごめんなさい(笑)。
――この記事が出て、叩かれるのも覚悟の上と(笑)。選抜最後の16位に入るのは、握手会の“鍵閉め(最後の握手相手になるファン)”に420枚出しされた話もある須田亜香里ですか。
本城 “AKB48共同幻想”の体現者・須田の握手会に対してのスタンスはもう、ナイチンゲールの領域。ファンレターをまとめたノート“ダスノート”を日々書き綴り、ファンの名前を覚えて、そこまでする理由を「今自分ができる最大限の事をいつもやらないと自信を持って『全力でやってます』って答えられない。手を抜いたら自分の人生がスカスカになる」(『週刊プレイボーイ×SKE48』(集英社))とまで語る。この言葉を聞いて思い出したのが、ナイチンゲールのこの言葉。「看護はひとつの芸術である。それを芸術たらしめるには、画家や彫刻家と同じように、他を顧みない専心と厳しい準備とが必要である」。看護をそのまま握手会に置き換えれば、自ら創意工夫してファンに忠義を尽くす彼女のスタンスと一致するのでは。誰もが自分の責務に対して、実直でいたいけどここまでの次元に行くのは難しい。須田は、SKE48の中でもひと際目を引く“頭のネジが飛んだ”パフォーマンス、自撮り写メへの揺るぎないこだわり、そして昨年の生誕祭で語った「(ファンの)皆さんと“手をつなぎながら”上っていきたい」という言葉……SKE48・3期生の物語も背負いつつ、彼女が去年から20ランク上昇して、AKB48の選抜に名前を刻む姿が見られるのが、今年の総選挙の“泣きどころ”になるはず。
――ってもう今、話しながら、涙目じゃないですか(笑)。アンダーガールズはどうですか?
本城 渡辺美優紀は、魔性の表現力の持ち主。アイドルソングも、「涙売りの少女」「シンデレラは騙されない」のような陰りのある曲も映えるし、後者の方が本領を発揮する。アンダーガールズのセンターであえて今回は「命の使い道」「I'm crying.」「パパは嫌い」を上回る10代の危うさを描いた曲に挑んでほしい。それから、梅田彩佳は、近頃、メッセージ力がハンパなくて、生誕祭は今年で一番泣いた。ブログには、「99%苦しいことがあったとしても1%幸せが待っているなら私はこれからも必ず頑張る」と日々熱い思いが綴っている。握手会や公演後のハイタッチの姿勢を見ても、ファンが本当に好きなんだというのが伝わります。メンバーとファンの熱いリレーションシップを感じるので、もっと上にいくかもしれません。できればメンバー全員順位を上げてあげたいけど、それができないのが無念ですね。
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予想という名の熱いAKB48評論を吐露した本城氏。AKB48の未来を担う33位以降の予想は近日掲載。